十三夜の月

 軒の間から見た十三夜の月。
 月を愛でるなんて、久し振り!
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 十数年前にこんなことを書いたのを思い出したので、貼り付けておこう。
 
 今日は十三夜です。この日見る月を豆名月とか栗名月といいます。
 樋口一葉が「十三夜」という短編を書いていますが、その中にお団子を「十五夜にあげなんだから片月見になっても悪し…」とあり、旧暦八月十五夜と、旧暦九月十三夜は両方ともお月見をするところがあるようです。
 一葉の「十三夜」は久保田万太郎の脚本で舞台化されています。こんなあらすじでした。
 貧しい斎藤家の娘おせきはみそめられて、高級官僚の家に嫁ぎます。子供が生まれると夫はせきに辛く当たるようになります。
 そんな夫のわがままに耐えかねて、離縁を決意して十三夜の夜に実家に戻ります。母は同情してくれますが、父親は「かわいい子供のことを思えはどんなつらいことも辛抱できよう、今までの辛抱ができたならばこれから後もできぬはずはあるまい。」と懇々と諭します。
 おせきは「離縁をと言ったのもわがままでございました。私さえ死んだ気になれば、三方四方波風立たず、子供をこの手で育てられます。」と涙ながらに応え、嫁ぎ先に帰るために人力車に乗ります。
 走り出して間もなく車夫がもう車を引くのがいやになったから降りてくれと言い出します。
 良く見ると、幼なじみで初恋の人。おせきが結婚した頃から身を持ち崩して車夫になっていた高坂録之助との偶然の再会です。
 芝居では会えた喜びに互いに心に張りを覚えて別れをします。
 十三夜の月は満月ほどは明るくないといいます。
 

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